先週末のキタサンブラック産駒のレース結果は全9頭出走で【2.0.2.5】でした。
日曜の新潟2Rでウィルソンテソーロがデビュー4戦目にしてダート初挑戦、2着に1.8秒差をつける見事な圧勝劇で未勝利を脱出しました。
小倉5Rの新馬戦ではコナブラックの全妹コナコーストがデビュー戦を勝利でかざりました。上り3Fの加速ラップをきっちり差し切ってくれました。
【8月27日(土)レース結果】
レース | レース名 | 馬名 騎手 | 性齢 | 着順 |
新潟5R | 2歳新馬 芝1800 | アスコルティアーモ 池添謙一 | 牝2 | 3着🥉 |
新潟7R | 3歳未勝利 芝1200 | ディアマンネージュ 宮崎北斗 | 牝3 | 13着 |
小倉4R | 3歳未勝利 ダ1700 | ブロセリアンド 和田竜二 | 牝3 | 6着 |
【8月28日(日)レース結果】
レース | レース名 コース | 馬名 騎手 | 性齢 | 着順 |
札幌4R | 3歳未勝利 ダ1700 | ベアビリーブ 松岡正海 | 牝3 | 3着🥉 |
札幌6R | 3歳未勝利 芝2000 | タイタンステップス 横山武史 | 牡3 | 中止 |
札幌9R | 小樽特別 芝1200 | ユキノエリザベス 江田照男 | 牝3 | 7着 |
新潟2R | 3歳未勝利 ダ1800 | ウィルソンテソーロ 戸崎圭太 | 牡3 | 1着🥇 |
小倉3R | 3歳未勝利 芝2000 | レディコートアスク 富田暁 | 牝3 | 6着 |
小倉5R | 2歳新馬 芝1800 | コナコースト 鮫島克駿 | 牝2 | 1着🥇 |
【レース短評】
○アスコルティアーモ 3着
前残りのレースで前の2頭を捉えきれず3着でした。パトロールビデオを見た感想は、直線外に出したかったが進路が空かず、馬場の比較的良い進路ギリギリをついたが、前にいるマンマリアーレが内に寄ってきた。しかもマンマリアーレがフラフラしていたため、交わすには芝生が荒れた内を通らなければならず、やむなく外に出して届かずと見えました。
4着には4馬身差をつけてますし、上位3頭だけが上がり3F33秒台を出していましたので、上位3頭は力の差はないんじゃないでしょうか。すぐに勝ち上がってくれるでしょう。
○ディアマンネージュ 13着
4戦目にして初の芝挑戦でした。スタートから積極的に出していって、直線に入ったまではよかったのですが、じりじり下がっていって勝ち馬から1.8秒差。着差としては一番縮めましたが、全4戦が二けた着順と中央では厳しかったです。
○ブロセリアンド 6着
初のダート挑戦で、スタートから行き脚がつかず後方からのレースになりました。3コーナー手前あたりから進出し、4コーナー通過順位が13番手で6着まで最後追い込みました。ダートでいい走りを見せてくれましたが、引退して繁殖に上がるようです。
○ベアビリーブ 3着
前走は今回と同じコースを走り、13戦目にして初の掲示板(5着)に入っていました。前走は前目につけましたが、今回は後方から末脚を活かすレースで見事3着に入りました。今回で14戦目ということで丈夫という強みもありますし、地方への転厩がありそうですし、活躍できそうです。
○タイタンステップス 競走中止
初の芝挑戦で、あっさり先手をとりましたが、向こう正面で謎の失速。故障かと思われましたが、鼻出血ということで、大事に至らずほっとしました。
○ユキノエリザベス 7着
前走は1500mで3着からの距離短縮でしたが、ちょっと前半ペースについていくのがやっとという印象でした。最後まで頑張ってくれてましたが7着。現状は1600mあたりがベストのような気がします。
○ウィルソンテソーロ 1着
4戦目で初のダート挑戦で、一発回答、4コーナーから直線にかけての手ごたえもすごく、みるみる2着以下を突き放していきました。この馬はイクイノックスと同じ新馬戦を走っていて6着でした。
ちなみにこのレースでは他に以下の馬がいました。
・2着 メンアットワーク(3勝クラス、ダートで3連勝中)
・3着 サークルオブライフ(阪神JF G1:1着)
・4着 サトノヘリオス(スプリングS G2:3着、ラジオNIKKEI賞 G3:3着)
・9着 キングズパレス(2勝クラス プリンシパルS(L):2着)
なかなかのメンバーで興味深いです。メンアットワークとはダート路線でまたぶつかるかもしれませんね。
○レディコートアスク 6着
後方からレースをすすめ、3コーナーあたりから進出を開始、4コーナーをいい位置で回ってきましたが、じりじり伸びて6着でした。残念なことに、レディコートアスクが直線で内側に斜行した影響を受けた「クレエンシア」に「ティンタルレ」が触れ,転倒したため競走中止。キンプウ、シンハプーラが転倒したティンタルレに触れてつまづき、騎手が落馬してしまうという引き金になってしまいました。
○コナコースト 1着
抜群のスタートを切って、1コーナーまでは他の馬が行くのを待って2番手で追走していきました。道中結構行きたがっているところを我慢させて、上り3F 11.8 – 11.6 – 11.5の加速ラップをゴール前きっちり差し切りました。内容的にはとてもいいレースでした。やはりキタサンブラック産駒は小倉芝1800mが非常に相性がいいですね。次走どこになるかわかりませんが、楽しみです。